人間は病気にならない 2019.2月

人間は病気にならない、病気になるのは馬鹿?()

2019.2月

有限会社サン興産業

代表取締役 鉢嶺 元

こう書くと多くの人は怒ると思います。でもこの事は私が初めて言ったのでは無く、多くの先人が教えています。

本屋に行って下さい、いくらでもあります。不自然とストレスがあなたを病気にしているのです。頭で解かっていても避ける事が出来ない世界になっています。

誰も悪気があって不自然を作ったのではありません。皆が幸福になれると考えて努力し、不自然な物を多く作り出しました。科学が発達し便利な世界になりました。しかしその反面多くの不都合が生じ、多くの物を失ったとも考えられます。又ストレスも比例して多くなったと感じられます。

では自然のみが正しいとも言えるのでしょうか?私は正しいと言いたいのですが、科学を否定する事も出来ません。不毛の議論になるので止めて、現実を受け入れてその先を考えたいと思います。

この仕事に携わり30数年となりました。生命を考えた時、動植物全ての生命活動は同じと気づきました。前回に述べました様に「腸と土壌」は同じです。動物の栄養吸収は腸、植物の栄養吸収は土壌です。結論は腸(腸内環境)作り、土壌作りが人間・作物の健康作りに一番大切との事でした。改めて言いますが、「あなたはあなたの食べた物で出来ています。」

同じものを食べて違うのはあなたの腸内環境です。大きな違いは腸内細菌です。善玉菌・悪玉菌・日和見菌です。菌が必要なのは人間にとっての有用成分を作っています(ビタミン・酵素・ホルモン生理活性物質その他)。

私がもう一つ気付いたのは発酵熟成時間です。残念ながら人間の消化吸収の中では時間が限られています。発酵食品が優れているのは微生物で十分な時間をかけ、発酵熟成させて多くの必要成分を作っているからです。

この様な考えに基づき、腸に変わる第二の腸を考えました。良い菌で十分な環境を作り時間をかけ、発酵熟成させる仕組みです。

厳選された自然原料を取り入れ、化学合成原料・添加剤等を避け自然に近い工程で製造する仕組みです。自然な物を自然によって作り出させるのです。この様に考えて作られたのが、「天地開闢 エムザイム」です。

厳選された天然原料をバランス良く用い、良い微生物で必要な時間をかけて発酵熟成させる事により、人間・生物に必要な有効成分を作らせ、さらに微生物が原料を分解し小さくする事により直接腸から吸収出来る大きさまでにしました。

従来の原料の米糠、田七人参、モズク、ウコン、青パパイヤ、さらに今回野菜果物(30種)を増やす事によりさらに良い製品になったと思います。(ストレスについては他でお調べ下さい。ごめんなさい!)

野菜は病気にならない、病気にするのは農家です(2)

こう書くと多くの農家は農業を知っているのか!と怒るでしょう。

「農家は販売する野菜と自分の家で食べる野菜は違う」

正しい、間違いは別としてよく聞きます。又それと同時に農家も出来るだけ農薬・化学肥料・化学合成資材等を使わない努力をしているとも聞きます。私は30数年前、農業の事を一つも知らずにこの世界に入りました。最初の頃は堆肥・肥料・栄養成分NPK・微量要素・生長促進剤、殺菌殺虫など一生懸命勉強しました。頭の中、知識だけは一人前の農家になっていました。

私の大きな目的は微生物を活用した有機農法です。素人で農業・微生物の世界に入り何が正しいのかも解らずに、本を読み、人の話を聞き、現場を見ました。有機農法の限界も知りました。農薬・化学肥料を多用する慣行農法の危険性も感じました。

それらを通して私が気付いたのは、生命は同じだ。動物も植物も鉱物も同じ元素から出来、同じ原理に従い相似性があるとの事です。

先に書いた(1)で腸と土壌は同じとの発想です。動物に良い事は植物にも良い。又逆もしかりです。その頃より私の考え方が変わって来たと思います。

人がお腹を壊し、病気になるのは暴飲暴食の為だ、体に悪い物を食べたからだ、病気の大きな源は腸と食べた物にあるのではと考えました。畑も同じです。しかし人間は余りにも食が多様化した為自分では自分の食べる物を選べません。畑はあなたが与えたもの以外は入りません。私は農薬・化学肥料・化学合成資材・その他人間に悪いと思う物は排除しました。植物にも悪いと考えたからです。

さらに有機物も生の有機物は発酵させて入れました。酸化腐敗しやすいからです。作物に必要な有機物は堆肥・有機肥料等は腐敗を避ける為に発酵させる。これだけで有機農法は出来ます。

十分な有機物を投入すると微生物が作物に必要な成分を全て作ります。この事は自然から学べます。森の土壌の中では有機物は腐敗せずに発酵分解し、土壌に吸収されます。土壌に吸収されると微生物が植物に必要な全ての必要物質を作り出します。人間の手で入れる事はありません。森の木が自分の必要成分を微生物に作らす事を知っているからです。農家の皆様がこの事に気付けば有機農法は難しいものではありません。

この考えで約10年ピーマンを作りました。最初は千㎡当たり2.5tでしたが8t迄伸びました。90%以上A品です。またスーパーで買うピーマンは冷蔵庫の中で腐ります。私のピーマンはしおれて干からび、乾燥はしますが、腐りませんでした。どちらを食べたいですか。農薬・化学肥料、化学合成資材等が作物に良い、人間に良いと思いますか?森の中の植物はなぜあなたの作物より元気ですか?人間の腸も土壌も同じです。

最後に化学合成物質を私が悪いと思うのは酸化腐敗を促進させるのではと考えているからです。