環境分野

 

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水質浄化のため、ダムへのEM散布の例。

環境問題はマクロからミクロまで、そして様々なジャンルで発生しています。家庭の主婦が悩む環境問題、そして企業・自治体・農業従事者が抱える環境問題…。
この中で、悪臭や衛生に関連する案件について、共にEMが解決策になる可能性があります。

サン興産業の考える環境浄化

3R(Reduce・Reuse・Recycle)運動から“Refuse(不要な物、余計な物は「いりません」と断る事)”又は“Repair(修理)”等が加えられた“4R運動”等が盛んになりました。目的は出来るだけ環境破壊になる廃棄物を出さない、減らすとの考えです。

しかし現在の廃棄物処理システムの多くは焼却又は化学処理等が用いられ、結果的に二次汚染を引き起こします。また処理された物の再利用には制限があります。弊社サン興産業は廃棄物の中で特に処理の困難な有機廃棄物(生ゴミ・家畜糞・汚水・食品残渣・その他)に対して微生物を主に使い、二次汚染を出さずに再資源として再使用する事を大きな目標としています。酸化腐敗の方向を持つ有機物を還元発酵の方向へ微生物の力で持っていく事で、多くの問題解決が可能と努力しております。

微生物の使用方法には多くの方法があり、その問題に合った解決方法の確立に努力しています。使用されている微生物は乳酸菌や酵母菌、放線菌、光合成細菌等の自然界の微生物であり、二次汚染の心配はありません。
◆企業・自治体・畜産農家等の場合
抱える問題の原因が有機物の腐敗である場合に、EMの効果が最大に発揮できます。
通常、腐敗は有機物を微生物が分解する事を指します。原因が微生物であるなら、それらが繁殖する前にEMのような発酵型の微生物を繁殖させる方法を取れば、問題は解決できます。
また、腐敗しないということは、有機物を有効な資源として活用できる可能性が出てきます。実際、腐敗の早いビール滓等をEMで発酵させ、牛の餌とするなどの例もあります。

ただ多くの場合、悪臭などの問題が顕著化してから対策を探し、EMにたどり着くケースが多く、その場合、現場で主流を占める酸化型微生物をEMで駆逐するまでに時間がかかるケースが多々あります。可能であれば、早い時期に相談されるか、EMの効果をテストしてみる事をお勧めいたします。
家庭で起こる環境問題の場合
家庭での環境問題も原因は様々ですが、悪臭や衛生害虫の悩みが多い事と思われます。
これらの原因は、例えば、台所からの排水、魚のアラ等の生ゴミ、ペットの排泄物等々、通常の生活の中から発生する事が多いでしょう。
原因をもう一歩踏み入れて考えてみると、これも有機物(有機物:食品等、生物が利用できる物-分子に炭素を含む。 反対語:無機質)の腐敗が原因です。有機物が腐敗すると、微生物により悪臭が発生すると同時に、それらを餌とする衛生害虫が増加するわけです。
対策としては、目の前から原因を無くす(ゴミとして排除したり、殺菌したり…。世の中はこの方向ですが、必ずしもうまくは行ってません)か、人間のみかたの微生物に協力してもらうかです。EMはこうした役に立つ微生物を製品化したものです。

→ 環境分野向けの製品


◆環境分野の補足
EMの活用を地域ぐるみで行った結果、ホタルや魚が帰って来たり、河川や池がきれいになったという報告が各地から寄せられています。
EM最大の利点は、汚染をエネルギーとして活用しつつ、環境を浄化することができるということです。これからの循環型リサイクル社会の構築に適した資材といえるでしょう。

また、EM自体が生態系に影響を及ぼさないかという疑問も寄せられますが、EMは食品加工等に利用される安全な菌を複合培養で組み合わせた資材です。人間の管理の及ばない自然界では、その環境に適した菌しか残りませんので、自然に淘汰されていきます。